小豆島は、2019年に「悠久の時が流れる石の島」として、瀬戸内の島々とともに日本遺産に認定されました。徳川幕府の大阪城築城にあたって、諸大名は石を求めて瀬戸内の島々に石丁場を拓きました。小豆島にはその時に拓かれた石丁場が各地に残されています。そのようなところから日本遺産に認定されたのです。
近年、新たな石丁場が発見されました。そこで、小豆島と豊島の採石と石材運搬に係る遺構や残石の分布状況について新たに調査を行うことを目的に、本委員会が結成されたのです。この調査を通じて多くの人たちに、石の持つ素晴らしさを知ってもらうとともに、先人が伝えてきた島に残された石の歴史文化を後世に伝えていきたいと考えています。
多くの方々のご理解とご協力をお願い致します。
小豆島石丁場調査委員会委員長 岡上峰康